学校はもうすぐ夏休みを迎えますが、スマートフォンなどの利用が増える懸念もあり、インターネット上のトラブルには注意しなければいけません。その中でも「お金に関するトラブル」に注目します。 SMBCコンシューマーファイナンスが去年11月、20代の男女1000人を対象に行った調査では、全体の2割近くが詐欺などのトラブルの被害を受けたことがあると答えました。中でもワンクリック詐欺やフィッシング詐欺、ネットオークション詐欺などインターネットを介した手口が多く見受けられます。
こうした金融トラブルを未然に防ぐため、石川県白山市の専門学校で学生らがお金について考える授業が行われています。
貸金業などを手がけるSMBCコンシューマーファイナンスが開く「金融経済教育」の授業。
白山市の国際動物看護専門学校の1年生およそ60人が、家計管理や金融トラブルへの対処方法などについて、3回の授業に分けて学んでいます。
学生「大人になるとクレジットカードを2枚ぐらい持とうと思っていたが、トラブルもあるようで、そこらへんは気をつけたい」
「学校を卒業して親から離れた環境でそういう詐欺などに遭わないよう気をつけたい」
中には、これまでに金融トラブルの被害に遭いかけたという学生も。
「eメールで「この支払いが済んでいません」とかかわったことのないサイトから来て、怖いなと思っていた。」
学生たちは、トラブルに巻き込まれることのないよう、積極的に正しい知識を学んでいました。
SMBCコンシューマーファイナンスの喜田峻平さんに話を聞きました。
兵藤アナ「インターネットを介した手口も増えている中、スマートフォンなどの利用が増えやすい夏休みは特に注意が必要ですよね。」
喜田崚平さん「そうですね。夏休みって様々な体験ができて子どもたちにとっては解放感から気が緩んでしまい、犯罪に巻き込まれる可能性も高くなる時期でもあるんです。いつもよりスマートホンの利用が増えるため、特にインターネット環境でのトラブルには注意してほしいと思います。」
フィッシング詐欺に注意!コロナ禍で増えた悪質手口…
喜田崚平さん「そんなインターネットでのトラブルについて1つクイズです。
2021年、1年間に報告されたフィッシング詐欺の件数は何件あったでしょう。
(1)約5万件、(2)約22万件、(3)約52万件。」
兵藤アナ「フィッシング詐欺とはネットショッピングなどを装ってクレジットカード情報や個人情報をだまし取る手口ですよね。」
喜田崚平さん「正解は…」