去年8月の記録的な豪雨で、集落の半数近くの住宅が浸水した石川県小松市中海町で2日、被害を教訓にした住民による避難訓練が行われました。

去年8月に大雨による甚大な被害を受けて以降、初めてとなる中海町での避難訓練には、子どもから高齢者まで約70人の住民が参加しました。

高台の中海小学校まで避難する住民(訓練)

訓練は、土砂災害の危険が高まっているとして、避難指示が出された去年8月と同じ想定で行われ、住民は近くの神社や市の指定避難所ななっている高台の中海小学校まで歩いてかかる時間や安全な避難方法など災害時の課題を確認しました。

住民は…
「自分で考えて荷物を持ってきたけれど、これ以上必要なものが増えると自分の体には負担かなと思った」
小松市中海町・北武志町内会長
「非常袋等皆さん持って来ていたので、豪雨災害を受けて非常に住民の意識が高くなってきていると思います」

避難時間など住民に行ったアンケートの結果は、年内の作成を目指している地区の防災計画に役立てられます。