不要になった物に新たな付加価値を持たせる「アップサイクル」の取り組みが、広がりをみせています。捨てられるはずだった紙や木材を再生した布が、加賀友禅の繊細な技術で実用的な手ぬぐいとして蘇ります。
先日、金沢市で加賀友禅を手掛ける毎田染画工芸を訪ねたのは、京都精華大学で染色を学ぶ学生や職員たち。国内17の企業が参加する一般社団法人アップサイクルでは、不用品に新たな価値を付けて生まれ変わらせる環境にも優しい取り組みの普及を進めてます。
一般社団法人アップサイクル 瀧井和篤・事務局長
「なかなかひとつの企業や個人では、こうした活動を続けるのが難しい、お金の面であったり人の面であったり、異業種の方々がそれぞれの強みを持ち寄って共同で達成しようといった取り組み」
今回は不要になった紙や木材を布に再生。
加賀友禅の技術を生かした手ぬぐいを作るため、デザイン担当の学生や職員が工房を見学に訪れました。メンバーは「工芸としての友禅というのがモチーフとして、作りたいなと思っているのは植物だけではなく、生物だったりを扱いたいと思っている」と話します。
加賀友禅作家 毎田仁嗣さん
「加賀友禅の基礎というものを学生の中に取り込んでもらい、自分なりにそれを解釈して、ものづくりをしてもらいたい「現代の友禅」というものを作ってもらえたらいちばんいことかなと」
来月にはデザインを決め、個性的な作品の完成を目指します。金沢の伝統工芸技術が捨てられるはずだった品に新たな命を吹き込む。加賀友禅の繊細な手仕事が、環境にやさしいアップサイクルにも貢献しています。











