19日未明、福井県勝山市の国道にクマ1頭が現れ、その後近くを流れる川の河川敷まで自力で移動したあと駆除されました。

クマが発見されたのは福井県勝山市荒土町伊波で、19日午前0時半ごろ勝山警察署から「国道416号のところにクマが倒れている」と市役所の農林課に連絡が入りました。

市役所の職員が現場を確認したところ、体長1メートル20~30センチのオスのツキノワグマ1頭がうずくまった状態で倒れていました。その後、職員が監視していたところクマはゆっくりと動き出し、400メートルほど離れた皿川の河川敷に居座った状態となり、午前8時ごろ、市役所の捕獲隊によって駆除されました。クマは国道で車などにはねられ事故に遭ったものと見られています。

近くには北部中学校がありましたが、深夜のため人などは出歩いておらず、人への被害はありませんでした。