教職員の時間外労働が社会的な問題となっていますが、昨年度、金沢市内の小中学校教職員の1か月あたりの時間外勤務時間は前の年より3時間程度減少したことが分かりました。
金沢市教育委員会によりますと、金沢市内53の小学校と、24の中学校の教職員を対象に行った調査で、昨年度、1か月あたりの時間外勤務時間の平均は、小学校教諭で36時間36分、中学校教諭で47時間55分でした。
前年度から小学校教諭は2時間51分、中学校教諭は3時間6分それぞれ減少しました。
一方で国が「過労死ライン」とする時間外勤務が80時間を超えた教職員も減少傾向ではあるものの小学校で1.8%、中学校で12%に上っています。
丸山章子委員
「時間外勤務時間の減少の主たる原因はなんですか」
金沢市教育委員会学校教職員課・地下雅志課長
「各学校では会議や研修の精選、縮減等を図りながらオンラインやペーパーレスを推進している。教育委員会でも部活動について平日は1日休養日を、週休日ではいずれか1日を休養日にしています」
委員からの文科省が定める「月45時間」の時間外勤務時間を守るべきとの意見に対し、金沢市教育委員会は学校訪問をして教職員から意見を集約していると報告しました。
教職員の時間外勤務時間、削減の取り組みは、石川県、金沢市ともに2018年からはじめていて、金沢市内の小中学校ではコロナ禍で臨時休業期間があった2020年を除くと取り組みが始まった2018年から時間外勤務時間が毎年、減少しています。
また時間外勤務時間を減らすための対策として金沢市教育委員会では今年度、ICT支援員の学校への派遣回数を月2回から月3回へ増やしたほか、特別支援教育支援員と学校司書をそれぞれ3名増員しました。

学校司書については今後、1校1人の専任体制にして教職員の負担を減らす取り組みを進めるとしています。











