労働者の祭典「メーデー」が金沢市内で開かれ、物価高や原材料費の高騰の中、賃上げ実現に向けた取り組みを評価しました。

金沢市広坂のいしかわ四高記念公園で開かれた連合石川のメーデー中央大会には4年前のコロナ感染拡大前とほぼ同じ主催者発表で2000人が参加しました。

あいさつで福田佳央会長は物価高の中、5%の賃上げ目標に取り組んだ2023年の春闘の取り組みを高く評価しました。

連合石川 福田佳央会長「組合員の生活を守るために粘り強く労使交渉を展開した各労組の努力の表れであるとともに、従業員の生活確保・人出不足の中での「人への投資」に理解を示した企業側の決断でもあり、これらの取り組みを高く評価する」

今年の春闘では4月28日時点で140の組合が妥結ベアと定期昇給を合わせた平均の賃上げは前年より3813円増の9675円、引き上げ率も3・43%となっています。
連合石川では今後、春闘の流れを中小企業や非正規労働者へも波及させていくことを目指すことにしています。