個性的な仮装が毎年注目を集める金沢美術工芸大学の卒業式。今年はどのような趣向を凝らした衣装が見られたのでしょうか?
キャンパスの移転前、最後の卒業式となった金沢美大。
卒業生は「(Wカップ)スペイン戦のエンドライン。三苫選手の最後まであきらめない姿勢最後1ミリ残っていても諦めない姿勢に感銘を受けてエンドラインになった。」一方、こちらの学生は…「テーマは“アルミ缶の上にあるミカン”缶だけにいいカンじです。」「捉えられたダチョウになりました。ダチョウのように走り抜けた生活だったのでダチョウの仮装にした。Q難しかった点は?走った時に羽ばたいて見えるように作った。」

今年は学部生と大学院生、あわせて190人が門出を迎え、山崎剛学長から卒業証書が手渡されました。式では卒業生を代表し油画専攻の高山桃歌さんが、「自分の理想に少しでも近づけるように、先を見つめてこれからも視野を広げていきたい」と答辞を述べました。

卒業後はそれぞれ就職や教員、作家など幅広い道に進みます。卒業生に目指す社会人像を聞きました。「デザインで少しでも多くの人を笑顔にできるようになりたい」「卒業した後も作家活動を続けるので最後まで制作を続けたい」

美大で個性に磨きをかけた卒業生たち、それぞれの分野でこれからの芸術を担っていきます。