ローマンさん5年前に来日し、現在は金沢大学で助教を務める研究者です。再生可能な植物由来のプラスチックの研究に携わっていて、日本とウクライナの研究者の懸け橋になりたいといいます。

◆ローマン・ミロツスキーさん
「(祖国は)非常に難しい状況にあると感じていました。ニュースでミサイルで街が攻撃され、多くの人が死んでいるのを見て、母のことをとても心配していました」

日本の大学に勤めている息子に、いつか会いに来たいと思っていたオレナさんですが、まさか、避難という形で来日するとは、思ってもいませんでした。

息子のローマンさんを頼って来日

◆ローマン・ミロツスキーさん「母が来日してここにいて必要なものも手に入り、とても安心している」

ボルシチにポークのマリネなど丹精込めて作ってくれたオレナさんの手料理。

故郷を思い、平和を願い、そして、息子の幸福を願う母の愛にあふれていました。

母のウクライナ手料理

◆オレナ・ミロツスカさん「息子には日本で幸せになってほしい。息子には感謝している。そばにいてくれることはとても安心。」

一緒に食卓を囲んだのは、3週間前に来日したオレナさんの友人の息子、18歳のレバァさんです。
レバァさんは家族と離れ1人、ウクライナからポーランドへ、そして東京、金沢へと逃れてきました。

◆レバァさん「この1年成長した。自分一人でやってきた。」

オレナさんの友人の息子レバァさんを交えて

オレナさんに、戦争が終わったら一番にしたいことを聞きました。