3月に卒業式を控えた児童たちが6年間の思いを込めて作ります。
制作したのは、卒業式で胸につける金沢の伝統工芸・水引を用いたコサージュです。

石川県河北郡内灘町の白帆台小学校の6年生が制作したのは、地元・内灘町の花「ハマナス」をモチーフにした水引コサージュ。

この取り組みは伝統工芸の魅力を伝える金沢市の「若岡和奏」の伝統工芸ディレクター若岡真紀さんが開いたもので、白帆台小学校では3年連続となります。

白帆台小学校(石川県河北郡内灘町)

6年生69人が4つのグループに分かれ、時にはお互いに教え合いながら水引コサージュ作りを体験しました。

伝統工芸ディレクター 若岡真紀さん:「自分たちの生まれ育った場所の誇りとして作ってもらっている」


MRO 松村玲郎キャスターも体験しました。

MRO 松村玲郎キャスターも体験

児童:「伝統工芸を作るのが楽しいと思った」
児童:「紐をどこに通すかとか考えながら行うところが頭を使って楽しかった」
児童:「うまくできた」
MRO 松村玲郎キャスター:「卒業まであと約1か月だが今はどんな気持ち?」
児童:「緊張してきた。もうちょっとでこの学校とお別れするのは悲しいなと思った」

自分たちが作った水引コサージュを胸に、3月16日に卒業式を迎える児童たち。

若岡さんは卒業式に向けた思い出作りとしてのコサージュ制作とともに、児童たちにはこうした地元の伝統工芸に直接触れることで、伝統工芸を将来の仕事のひとつとして考えるきっかけにして欲しいという思いもあるとのことです。