馳浩知事の新年互例会が金沢市内で開かれ、能登地方を中心に発生している断水について、国への対策の要請も視野に検討する考えを示しました。

馳知事の新年互例会には、県内の政界や経済界の関係者らおよそ1250人が集まり、自民党の萩生田光一政調会長も招かれ知事との対談に臨みました。萩生田氏は冒頭、馳知事が元日にプロレスの試合に出場した事を揶揄しました。

萩生田政調会長「会場にリングが作ってあるのではないかと心配した。もうプロレスをやっている場合じゃないですよ」

対談はおよそ40分間行われ、北陸新幹線の大阪延伸やエネルギー高騰などの諸課題について意見を交わしました。また、能登地方を中心に発生している断水について、馳知事は「過疎化や空き家問題などの構造的な問題がある」として、知事会を通じて対策を国に要請したいとの考えも示しました。

当初、互礼会は報道陣に完全非公開とする異例の対応がとられましたが、萩生田氏の出席に伴う自民党側からの申し出により知事が態度を一変させました。