石川県輪島市町野町出身で東京在住のシナリオライター、藤本透さんは、現地ならではの情報や行政の情報をまとめ、ご自身の実家も被災しながら、発災から一日も休むことなく、X(旧・Twitter)で発信を続けています。ふるさとの今を見つめる藤本さんによる連載記事、第26回目です。

※記事の内容は、2026年8月下旬から9月下旬のものです。

3年ぶりの実りの秋

8月下旬、能登半島地震と奥能登豪雨によって甚大な被害を輪島市の上大沢地区では、3年ぶりに黄色の稲穂が実りました。

例年にない長雨で稲が倒れるなどの被害はありましたが、どうにか収穫の時期を迎えることができました。

上大沢地区の田んぼの様子(8/30)提供:町野町の有志の方

田んぼの中は、奥能登豪雨によって流入した土砂が残っているためガタガタで、完全に元通りというわけではないのですが、有志の方々が田んぼのお世話をされて、新たに実りの秋を迎えられる運びとなりました。

まだ集落に戻ることはできない状況はありますが、奥能登豪雨によって大きく崩壊してしまった西二又川の護岸の工事も少しずつ進んでいます。