危険度が最も高い「大雨特別警報」による記録的な豪雨から1日がたち、徐々に被害の爪痕が明らかとなってきました。川の氾濫や公共交通機関の寸断など、影響が長引くことが懸念されます。
「うわ、まじでやばかも。家の中も入ってきているし…」(撮影者)

川からあふれ出し、家の中にまで流れ込む濁流。石川県によりますと、今回の記録的な大雨で11の河川・12箇所が氾濫、羽咋市の飯山川と金丸川では堤防が決壊しました。
羽咋市内では28日朝早くから岩や泥などをかき出す住民の姿が。
Q 川ではない?
70代女性・羽咋市
「川ではないです。普通の道、車の通る」
「(家から)出られない、この状態やと。先のことは考えられない、その日その日考えるような状態になると思う」

一方、小松市では70代の女性が勤務先の施設で排水作業にあたっていたところ転倒し軽いけがをしました。
羽咋駅東口にある地下道。金沢河川国道事務所の職員らがポンプ車を使い、地下にたまった水を吸い上げる作業を進めていました。
90代男性
「たまに使うあっちに抜けるときに。やっぱり通れないというのは不便やわ」

こうした中、山野知事は28日、被害の大きかった羽咋市などを訪れ、田んぼや農業用の機械が水に浸かった農家から被害の状況を聞き取りました。
農家
「浸水した農家さんも2・3軒ありますし。(水は)減ってきているが今晩の雨やあしたあさっての雨に耐えられるのかどうか心配」

また、羽咋市役所では被災した人たちが公的な支援を受けるために必要となるり災証明書の申請受け付けが始まりました。
40代男性
「自宅は床上浸水で泥まみれ。もう何から手をつけていい状態かわからないけど、少しずつきれいにしていこうかなと…」
羽咋市は、休日の29日と30日も臨時の窓口を開設します。28日午後5時時点で、羽咋市と宝達志水町、志賀町、中能登町の少なくとも167棟で床上・床下浸水の被害が明らかとなっています。
また、羽咋市・中能登町では合わせて15人が避難を続けています。

大雨の影響により29日全線で運休となったJR七尾線。七尾駅では28日朝早くから、窓口で運行再開の時期などを尋ねる利用客の姿が見られました。
「復旧にむけて作業員が被害のようすを確認しているように見えます」
(上空から撮影)
石川・中能登町の金丸駅付近では、線路の土台となっていた土砂が水に流されました。JRの担当者らが28日、復旧作業を始めましたが、高松駅から七尾駅までの区間は再開のめどが立っていません。
一方、北陸自動車道の砺波インターチェンジから小杉インターチェンジまでの上下線、そして国道8号の津幡町から富山県小矢部市までの区間は28日朝早く、通行止めが解除されました。











