「小浜・桂川」なら“地元の理解”本当に得られる?
【キャスター】
10年前とまた同じルートが選ばれましたが、この10年で何が変わったのでしょうか。
【中村記者】
大きな違いは京都市内の駅の位置にあります。これまで自民党や、新幹線を運行することになるJR西日本は京都駅に直結する「南北案」を支持してきました。

ところが、京都市中心部の地下を通るルートへの反発は根強く、
維新の前原氏も「市中心部は絶対に阻止する」と述べていました。
そこで自民・維新が一致できたのが、京都駅から2駅・10分の距離にあるJR桂川駅の周辺に新たな駅を作る桂川案でした。

自民党の西田共同委員長は、15日も会合の中で「利便性・経済効果などを考えると南北ルートが良い」としつつ、「着工するには地元自治体、市民の理解が乏しい」と述べています。つまり裏を返せば、「桂川案」のほうが京都市や市民の理解が得やすいと判断したことになります。
【キャスター】
京都仏教会は13日の段階で「桂川でいいとは口が裂けても言えない」と話していましたが、地元の理解は得られるのでしょうか。
【中村記者】
今回ルートは決まりましたが、着工するための5つの条件の1つに
沿線自治体の同意があり、京都市や京都府から同意が得られない限りは、今後も着工できるかは見通せません。

桂川とはいえ、京都市内を通ることに変わりはなく、京都市の松井市長は「京都市が誘致している事業ではない」と述べ、15日の時点でも着工に同意するかはコメントを控えました。
京都市は地下水や文化財への影響など5つの懸念を表明していますが、最も大きいのが財政負担の問題です。
整備新幹線の建設費は現在、JRが支払う貸付料の残りを国と地方が2対1の割合で負担するしくみですが、財政が厳しい京都市は「このままだと受け入れられない」と明言しています。
【キャスター】
京都はこの負担割合を変えてほしいと訴えているわけですね…財政負担の解決の糸口はあるのでしょうか。











