北欧生まれの「モルック」というスポーツを知っていますか?誰もが気軽に楽しめ、最近じわりじわりと人気が広がってきているんです。今後さらに話題を集めること間違いなし!そんなモルックの世界をMRO・石橋弘崇アナウンサーが体験してきました。
1996年に誕生と、その歴史は比較的浅いフィンランドの伝統的なスポーツ「モルック」。日本モルック協会によりますと、2020年時点で世界の競技人口はおよそ10万人、日本にはおよそ1万人の愛好家がいると言われています。

石川県モルック協会・本多博行理事長
「以外とみんな家で家族でモルックを楽しむ、いわゆる『隠れモルッカー』もいるのではないかと。なので、実際は約1万人を上回るかなと思います」
参加者は「モルック」と呼ばれる棒を投げ、3.5メートル先にある「スキットル」という1から12までの数字が書かれた木製のピンを倒します。1本倒した場合はスキットルに書かれた数字が得点に、複数倒した場合は倒したスキットルの本数が得点になります。ゲームは2人から参加でき、50点を先に取ったほうが勝ちです。

モルック初体験・MRO石橋アナ
「僕、野球部でピッチャーだったので、的当てとか得意です!」
石川県モルック協会・本多博行理事長
「初めての人は皆そう言います(笑)とにかくやってみて下さい。スキルと『何を倒そうか』という駆け引きが面白いんですよ」

まずはルールに慣れるため、合計得点30点をゴールにやってみます。対戦相手は、モルック歴なんと8年!県モルック協会の本多博行会長。手加減はありません。
本多理事長
「実は、3回連続スキットルに当たらなかったら失格なんです」
石橋アナ
「え!先に言ってくださいよ!」

白熱したゲームは続き、私が少しリードした状態で勝利の30点は目前に!
「いま27点だから、あと3本倒せば勝てるんですよね。よし、行きます」

「やった~!勝ちました‥‥」
石橋アナ、30対18で本多理事長に勝利しました。
本多理事長
「石橋さんもしかして…『隠れモルッカー』ですか?」

県内にはおよそ200人もの愛好家がいるそうですが、ことし5月には、全国大会にあたる「第1回モルックジャパンオープン」が金沢市で開かれます。

金沢文化スポーツコミッション・越村知史副代表
「金沢でおいしいものを食べたり、観光地をまわってもらう利点があったのでそれを活かして日本モルック協会も金沢を楽しみに来てもらうための全国大会を作りたいとのことでした。小さい子どもからお年寄りまで楽しめるスポーツなので、ぜひ一家に一台モルックがあるくらいどんどん普及してもらえたら嬉しいです」
誰にでも日本代表のチャンスが!屋内外の小さなスペースで気軽に楽しめるモルックは、あらゆる世代の人におすすめのスポーツです。