「とにかく全員を説得して避難させるのは、ものすごく苦労した」
東京都府中市出身の佐藤さんが、輪島市深見町に移住したのは2016年のこと。NPO法人紡ぎ組を立ち上げ、民泊施設「深見荘」や輪島朝市横丁での飲食コーナーを営んできました。

深見町は輪島市の中心部からおよそ7キロ。海と山に囲まれた自然豊かな町です。
佐藤克己さん「ここってもう力いっぱい田舎だったから、もうそれが最高に気に入ったんだよね」
そう語る佐藤さんにとって、2024年元日の能登半島地震は生活のすべてを変えました。
道路が寸断された深見町では、72世帯130人が孤立。住民は自衛隊のヘリで小松市へ集団避難しました。

佐藤さん「避難しなきゃだめだよ、危ないよって言っても、結局よそ者のわけのわかんない人が何言ってんだっていう話だったし」
それでも佐藤さんは、移住者だからと聞く耳を持たれなくても、諦めませんでした。全員を説得し、避難を完遂させました。











