今年も残すところ1週間余り、年の瀬を迎えています。
22日、石川県小松市の安宅住吉神社では、ことし参拝者が奉納した絵馬を取り外す「絵馬納め」が行われ、新年の準備を整えました。

安宅住吉神社は歌舞伎「勧進帳」の舞台となっている安宅の関跡が敷地内にあり、難関突破の御利益がある神社とされています。
今年も大学合格や安産など、人生の節目を迎えた人やその家族が願いを込めて絵馬をかけました。
22日の絵馬納めでは神事が営まれ、神職が絵馬をお払いしたあと、巫女らがおよそ1800枚の絵馬を丁寧に取り外していきました。

◆巫女は
「絵馬に納められた願い事が成就されますようにという気持ちを込めてはずしました」
◆安宅住吉神社 北村嘉章宮司
「今年はコロナが終息して商売が上向きになるようにとの願いが多くありました」
外された絵馬は来年1月15日の左義長で焼いて納められます。
安宅住吉神社では新年の正月三が日の参拝者を今年より2万人多い、新型コロナの感染拡大前と同じおよそ10万人と見込んでいます。