13日に閉幕した「大阪・関西万博」で、能登復興のシンボルとして反響を呼んだ輪島塗の地球儀「夜の地球」が石川県輪島市の輪島漆芸美術館に戻り、25日から2日間、一般に公開されることになりました。
直径1メートルにも及ぶ大きな輪島塗の地球儀「夜の地球」

漆の黒と金の輝きで、宇宙に浮かぶ幻想的で美しい夜の地球の姿と都市の夜景を表現しています。世界に向けて融和をテーマに輪島塗の職人37人が5年の歳月をかけて完成させました。
県の輪島漆芸美術館に展示され、2024年1月の能登半島地震も奇跡的に無傷で乗り越えました。復興のシンボルとして4月からの大阪・関西万博で展示され、輪島塗の技術と美しさが300万人を超える来場者を魅了しました。
16日にふるさと輪島に戻り、24日に再び報道関係者にその姿が公開されました。
輪島塗保存会・浦出勝彦会長「どれぐらい素晴らしいかというのをこの機会で少しでも伝わったのでないかな。(展示が)予想もしてなかったので、でも、当てはめてみると良かったなと思います。地震に耐えて、また尚地元に戻ってくる、こういうことを成し遂げたので良かった」

漆芸美術館は、週明けから修繕工事に入りますが、25日と26日の2日間に限って1階展示室で一般に公開されます。

 
   
   
  









