金沢市内に肉を中心に販売する無人販売所が今年10月に誕生しました。無人販売で気になるのは、店員がいないことで狙われる万引きの被害。対策はどのような形で取られているのでしょうか。
金沢市駅西本町の「NIKUSPOT金沢駅西店」。24時間販売で、ショーケースには全国から選りすぐりの黒毛和牛やユッケなどが並んでいます。

店長の川端聖さんは金沢出身。自動販売機の運営などを手掛けていた中で、コロナ禍を逆手に無人販売による人件費の削減や感染予防の効果に可能性を感じ、出店を決めました。
「世の中無人販売が流行っているので、それで私も北陸で初めてこういう業態をやってみたいと思った」(NIKUSPOT金沢駅西店 川端聖店長)
商品を購入するには、気になったものを手に無人のレジへ。現金のほか、クレジットカードや電子マネーでも決済ができます。

店の認知度は、口コミやSNSでも高まってきているといいます。
全国各地で相次ぐ万引き被害…店の対策は
一方で、無人販売の形態で気になるのは万引きの被害。全国各地で被害は確認されています。NIKUSPOT金沢駅西店では、対策として人工知能の機能を搭載したAIカメラを導入しています。

「客が来店すると自動でAIが人を検知して、どういう動きをしたか逐一監視している、今のところ全く問題はない」(NIKUSPOT金沢駅西店 川端 聖店長)
現金入れたフリは通用するの?
全国では、料金箱に現金を支払うフリをする手口も確認されています。
「金沢の人は非常にいい人ばかり。今のところそういった人はいないが、そういった人がいても最新のAIカメラを複数揃えているので、不正は検知できる」(NIKUSPOT金沢駅西店 川端 聖店長)
長引くコロナ禍に生まれた新たな経営スタイルは、私たち庶民のライフスタイルに今後、浸透していくのでしょうか。