石川県輪島市町野町出身で東京在住のシナリオライター、藤本透さんは、現地ならではの情報や行政の情報をまとめ、2024年1月の能登半島地震でご自身の実家も被災しながら、発災から一日も休むことなく、X(旧・Twitter)で発信を続けています。
地震発生から1年7か月が過ぎました。能登半島地震発災から、二度目の梅雨を過ぎ、本格的な夏がやってきた能登では、暑い最中でも日々復旧・復興が続けられています。
ふるさとの今を見つめる藤本さんによる連載記事、第16回目です。※記事の内容は、2025年8月時点のもの(一部9月上旬を含む)です。
輪島市町野町出身のシナリオライター、藤本透です。

私のふるさと、輪島市町野町は、輪島市の東側にあり、今回の地震の震源地・珠洲市と隣り合っています。町野町は、1956年に輪島市に編入されるまで、単独の町として存在していました。集落を中心として地域の人たちが助け合って暮らしている姿は、昔も今も変わりありません。私は、2歳から高校卒業まで、町野町で過ごしました。