「未納料金」に要注意! 相次ぐ自動音声ガイダンス詐欺

また、青森県では今年の4月から5月にかけて不審な電話が地域の至る所でかかってくる事案がありました。

青森市に住む30代の会社員の女性も自宅の固定電話に何度も支払いの滞りを騙る電話がかかってきたと話します。

女性「電話をとると直後から携帯電話会社や電気料金、公共放送の支払いが滞っているという音声ガイダンスが流れてきました。一日に三回も全て違う内容でかかってきたこともありました」

女性がこれらの電話が近所でも相次いでいると気づいたのは、職場で客から相談の電話を受けたことがきっかけでした。

女性「私はインフラ関係の事務をしているんですが、職場に高齢の利用者から『電気の支払いに関する問い合わせがきた』という電話を受けたことで職場でもその話題となり、調べたところ、青森市や黒石市など津軽地域で同様の電話が相次いでいるということが分かりました」

女性は「0500」などから始まる不審な電話番号から着信があった際にはインターネットで番号を検索するなどして気を付けているほか、家族全員のスマートフォンに迷惑電話などを自動で判別するアプリをインストールして対策を行っているということです。

女性が入れているアプリでは、詐欺と思しき電話が来ると、警告を発してくれる

女性の周囲で被害に遭ったという人はいませんでしたが、日頃から情報共有を行うことが大切だと実感しました。

女性「本当にこういう電話はやめてほしいです。正直、気持ちが悪い。こういった事案があって周囲に相談することの大切さを実感しました。身の回りの人と情報を共有することで防犯意識に繋がると思いました」