金箔を作品に取り入れ、ガラス工芸の新たな魅力を発信する展示会が、石川県金沢市内で開かれています。

日本を代表するガラス工芸作家、黒木国昭さんと谷口榮さんの2人の作品を展示した「グラスアート黒木展」
会場となっている金沢市東山の金箔屋さくだ本店には、金箔をふんだんに使ったガラス工芸品およそ60点が並びます。

金箔屋さくだ本店


中には「登竜門」をテーマに、コイが龍となり登っていく様子を表現した作品も展示され、ガラス工芸の奥深さを伝えています。

「登竜門」をテーマにした作品


谷口榮さんは「文化や工芸が盛んなこの金沢市という場所で日本の美意識というものをガラスを通して表現できることが自分にとってありがたい機会」と話します。

グラスアート黒木・谷口 榮さん


今回の会場となった金箔屋さくだとグラスアート展には深いかかわりがあります。

展示されている作品に使用されている金箔はすべて金箔屋さくだが手掛けた金箔。作家の谷口榮さんは「日本を表現するにはさくだ金箔は欠かせない」と話します。このようなつながりで今回個人店では初のグラスアート黒木展が開催されました。

展示会は金箔屋さくだ本店で9月22日まで開かれています。