「助けられてほっとした」求められるドライバーのモラルと行政の対策
地下道では、すでに車1台が水没していて、泉さんらが救出活動をしていた最中に、千代野ニュータウン方面に向かおうとした70代の男性が運転する乗用車が進入してきたといいます。

白山市土木課 泉慧拓さん「この辺りまで水に浸かっていた感じです。こういう形で(全開の窓から)引っ張り出しました。特に怖さはありませんでした。男性の方が問題なく受け答えできていたので無事に助けられてほっとしました」
あごの高さまで水につかったものの、泉さんの懸命の救助でけががなかった70代男性。実は市は、道路にコーンを設置するなど、車が進入しないよう対策をとっていたといいます。

白山市土木課 泉慧拓さん「コーンで規制はしていました。水没したのがアンダーパスのカーブした先だったので(冠水を)発見するのが遅れて入ってしまった状況」
線状降水帯による大雨では、県内でけが人はいませんでしたが、ドライバーのモラルや車の進入を防ぐ行政の対策強化が求められる出来事となりました。