能楽で被災地に笑顔を届けたい。宝生流の能楽師が6月、地震と豪雨で大きな被害を受けた石川県の奥能登を訪れ、被災者が能に触れるワークショップが開かれました。
石川県穴水町曽良にある真言宗・千手院。

一度は廃寺寸前となりましたが、2024年の地震以降はボランティアの拠点や地域住民の集いの場として復活を果たしました。
この千手院を訪れたのは、東京や大阪を拠点として活躍するシテ方・宝生流の能楽師・辰巳大二郎さんと木谷哲也さんです。
輪島市で生まれ育った木谷さんは、能楽を通じて地震と豪雨の被災者を元気づけようと、3日間で、7会場をまわるワークショップを開きました。