能登半島地震と奥能登豪雨の犠牲者を追悼する2025年度の式典について、石川県の馳浩知事は、地震発生から2年目となる2026年1月1日に実施する方針で検討を進めていることを明らかにしました。

石川県・馳浩知事「来年1月1日に開催する方向でご遺族の意見に十分配慮しながら市町や国に連携し具体の内容を検討したい」

これは13日に開かれた石川県議会の代表質問で、馳知事が自民党の宮下正博県議の質問に答えたものです。県が1月の追悼式典に参加した遺族128世帯や自治体を対象にアンケートを行ったところ、およそ85%が式典の継続を希望しました。

また全体の8割は、地震が発生した元日の開催を希望したということです。

馳知事は石破総理や岸田前総理にも出席を求めていきたいと話し、今後詳しい時間や場所について調整を進める方針です。

また、被災地での祭り再開の支援に向けて、キリコの担ぎ手や運営のために県が募集している「祭りお助け隊」について、祭りを実施する24の団体から合わせておよそ300人を派遣してほしいというニーズがあったということです。

これまでに60人ほどのマッチングが完了し、7月上旬から順次派遣できる見通しです。