輪島さんの実家は能登半島地震で公費解体 眠っていた「お宝」が

輪島さんの親戚・瀬戸三代さん「ここに輪島関の父が経営していた床屋と実家があった」

七尾市石崎町の実家は、空き家の状態が続いていましたが、2024年の地震で損壊し、遺族の了承を得て1月に公費解体されました。

瀬戸三代さん「仮置き場として輪島関の実家から出てきた遺品の半分を移設した。これで100点くらいあるか?写真なんかものすごくいっぱいあった」

建物に遺されていたのは、幼少期から横綱になるまでの写真に数々の大会で優勝した時のトロフィーや賞状など、「お宝」とも言えるゆかりの品数百点です。

輪島さんの親族で七尾市議の瀬戸三代さんが、町の福祉会館に一時避難させました。

瀬戸三代さん「中入ったら、パネルとか表彰状とか輪島関の足跡をたどるモノがいっぱいあったんで、宝の山と僕は思いましたね」

ところが一時保管場所となっているこの建物も公費解体を控えていて、関係者らは貴重な遺品の保管場所に頭を悩ませています。

輪島さんの同級生も「能登の星」の足跡を何とか残したいと話します。

小中学校の同級生・大松博一さん「まったなしですね」「後世に少しでもこういう偉大な大相撲の横綱がいたと知ってほしい」

瀬戸三代さん「地域の宝としての第54代横綱輪島大士、これを僕らはなんとか後世に伝えていく。これがぼくのミッションだと思っている」

瀬戸さんは保管場所の確保について、七尾市議会の本会議で発言したいとしています。