11日から始まる大相撲夏場所で綱とりがかかる津幡町出身の大関・大の里は、2日行われた横綱審議委員会の稽古総見に参加しました。「最善の準備を尽くす」と決意を示しました。

夏場所を前に両国国技館の本土俵で一般公開された稽古総見。

八角理事長らが見守る中、大の里は横綱・豊昇龍や大関・琴櫻ら上位陣と申し合い稽古に挑みました。

一方、気になるのは大の里の調子です。4月末から体調不良で本格的な稽古ができない状況で、稽古総見でも6勝10敗と、不安を抱えながら本場所に臨みます。

大の里「調整不足、稽古不足だったんですけど、きょうもあまり良くなかったですけど、もう少ししっかりと集中力を高めて精度あげて、最善の準備を尽くして11日に向けて頑張りたいと思う」

新入幕から所要9場所で横綱昇進を果たせば、年間6場所制となった1958年以降では、昭和の大横綱・大鵬の11場所を上回る史上最速となる大の里。郷土力士の挑戦に期待が高まります。