再審では検察側は新たな証拠を提出しないが、有罪主張は維持

これまでの協議で検察は新たな証拠は提出しない方針を示す一方で、有罪の主張は維持すると明らかにしています。

改めて行われる裁判では、前川さん本人が意見を述べる見通しです。

前川彰司さん「福井事件に犯罪の証明はない事実無根の事件であると強く言う中でやはり無実のものは無罪ではないかと道理に基づいて審理してほしい」

裁判のやり直しを巡っては、捜査機関が物的な証拠がない中、事件に前川さんが関わったとする関係者の供述を誘導した疑いが払拭できないことが、再審開始の理由に挙げられていて無罪の公算が高まっています。

再審の公判は3月6日に開かれ即日結審し弁護団によると判決は、7月ごろの見通しだということです。