地震に豪雨 篠原さんの珠洲焼に訪れる「試練」
篠原さんが美しい作品を生み出してきた大事な窯。
工房は、元日の地震で窯が崩れる被害に遭い、作品を作ることができなくなりました。
珠洲焼作家・篠原敬さん「これが崩れた窯なんですけど、元日ここの工房で仕事をしていて地震にあった。その時は気が動転していて家族に安否を確かめるのに精いっぱいだった。次の日に確認しに行った時に窯もダメだ、工房の中もくちゃくちゃになっているそういう状況」

地震からおよそ1年が経とうとしていますが、11月まで窯はあの日のままでした。
珠洲焼作家・篠原敬さん「当初の予定では6月ぐらいには仮設住宅に入って2次避難先の野々市から戻ってきて窯の再建を始めて年内に再建させる予定だったが、仮設住宅に入れたのは11月の初めになってしまったので、そこからスタートした」
9月の豪雨も工房を襲い、再建はさらに遠のきます。
珠洲焼作家・篠原敬さん「裏山が崩れてこの窯の地面が泥土で覆われていたし、窯の周りも30センチぐらいの泥土が押し寄せてきた」