2024/9/21 奥能登豪雨
日本海の低気圧や前線、台風14号から変わった温帯低気圧の影響で大雨が予報されていた能登に、線状降水帯の雨域(10~30分先の解析)が解析されたことから、顕著な大雨に関する石川県気象情報(第1号)が、21日09時07分に発表され、1時間に100ミリ以上の猛烈な雨が降り続いたため、石川県記録的短時間大雨情報(1号から5号)が発表されました。また、浸水害による危険度が更に高まったことから、21日10時50分には、輪島市、珠洲市、能登町に大雨特別警報(浸水害)が発表されました。
当日は朝から雨が降り続き、午前9時頃には雨の影響かケーブルテレビが映らない、電話がほとんど繋がらないという相談が、その後、たくさんの方から被害の状況が寄せられました。当時の記録の一部を、写真とともに、たどります。
9:43 堤防決壊、円山、山崩れ

9:47 東陽中学校前冠水
9:49 もとやスーパー付近が浸水
9:50 若桑地区土砂崩れにより通行止め
9:55 粟蔵地区、膝丈ほどの床上浸水
9:56 粟蔵地区の浸水区域が拡大
10:01 粟蔵地区、大規模な床上浸水

11:21 大規模な浸水の動画が届く

14:02 水が引き、もとやスーパー、粟蔵地区の写真が届く


金沢気象台の発表によると、この日、最大1時間降水量は輪島市で121.0ミリ(9月21日)、珠洲市で84.5ミリ(9月21日)。輪島市で412.0ミリとなった月最大24時間降水量は、統計開始以来1位の記録となりました。