八井社長は、こうも語ります。
八井貴啓さん「ここでまた死ぬんじゃなくてまた生まれ変わる。親父が建てた工房、次は俺が建てた工房っていう感じで考えている」
この日、精製した漆は例年の半分ほどの6キロ。2時間ほどかき混ぜると、乳白色だった漆は光沢のある茶色に仕上がりました。
八井汎親会長「大徹が天日黒目始めたから俺たちも一歩踏み出そうというような。おそらくスタートになると思う」
八井貴啓社長「やっとうちも一歩って感じなので必ずその時はやってくると思うのでみんなもあきらめずに頑張ってその日を待ってほしいですね」
八井さんたちは、伝統の天日黒目の実現が業界全体の再建に繋がればと願いを込めます。
