能登半島地震の影響で海底が隆起し、出漁を見合わせていた石川県輪島市の海女漁が12日、試験的に再開されました。地震の被害から立ち直ろうとする海女には笑顔があふれていました。

午前6時、輪島港には出漁決定の知らせを聞いた海士町磯入組合の海女130人が続々と集まって来ました。

海女の女性「わくわくする」

輪島港では海底が隆起したため船を出せず、これまで出漁を見合わせていましたが海底の土砂を取り除く工事が進んだため今回、試験的な再開となりました。

海女たちは15隻の漁船に分かれ、沿岸部でイワモズクの漁を行いました。

輪島港では冷蔵施設が被災したため、しばらくはモズク漁のみが行われるということです。

今回は試験操業のため、1人あたり15キロの制限があるものの、海女たちはカゴいっぱいにモズクを収穫していました。

収獲されたモズク