生まれ、育ち、80年以上を過ごしてきた我が家。

八田さん「家が無ければそりゃあれですけど、自分の家ありますから自分の家で死にたい。まだまだ死なれんとは思うけど」

八田義三さん

能登町ささえあいセンター 中玲子さん「お元気に見えてもなにがあるか分からないし、八田さんのように足が弱いと転んだり起き上がられなくなるのでそういう時に助けてあげられる人がそばに居ればいいと思うんですけど…」

仮設住宅という整えられた環境と、それでも自宅に残りたい住民の希望の間で、支援者は複雑な思いを抱えています。

能登町ささえあいセンター 中玲子さん「輪島は仮設住宅にいても亡くなった方とかいたので、仮設がいいという訳ではないと思う。ご覧の通り点在した家ばかりなので近くても気づかないかもしれないけど皆さん周りの人にお願いするしかないかな」

奥能登でこれから先、どう高齢者を守るか。とても悩ましい課題です。