輪島市と能登町にある5つの酒蔵の杜氏たちは、4月ごろから、群馬県や長崎県の酒蔵で、互いのノウハウを共有しながら酒造りを再開させました。

数馬酒造(能登町)・数馬嘉一郎さん「(契約農家から)何としても来年もコメを作るからという力強い言葉をもらった。われわれが酒造りを止めることは農業を止めることにもつながる」

数馬酒造・数馬嘉一郎さん

本来の味をできる限り再現したものに加え、それぞれ製法の異なる酒蔵がコラボして作り上げたオリジナルの1本も完成。

プロジェクトリーダー・吉田酒造店・吉田泰之さん「お互いに技術交流をしたり、石川の文化を県外に表現することで、いろいろな技を教えてもらえるので進化した能登の酒が出てくるのでは」

業界の絆で生まれた日本酒で、復興への一歩を。

完成した日本酒は県内外の店で今後、販売されるということです。