1月の能登半島地震に伴う大規模火災により、多くの建物が焼け落ちた石川県輪島市の観光名所「輪島朝市」周辺では5日から公費を使っての解体・撤去作業が始まりました。

記者リポート「元日に起きた火事で辺り一帯が燃えた輪島朝市周辺です。焼けた建物がこれまでそのままの状態となっていましたが、きょうからようやく解体作業が進められます」

午前8時ごろから、重機で建物の周りのがれきを撤去する作業が行われています。輪島市によりますと、地震に伴う大規模な火災で焼けた朝市周辺の264棟の建物については所有者全員の同意がなくても解体作業が進められる「滅失登記」の手続きが完了しました。

このうち公費解体の申請があった100棟ほどで5日から順次解体に着手します。