徳島県阿南市の焼き鳥店で、8月10日に食事をした3人が腹痛や下痢などの症状をうったえる食中毒が発生しました。うち2人の便からはカンピロバクターが検出されたということで、県はこの店を営業停止処分にしました。
営業停止処分を受けたのは、徳島県阿南市宝田町にある飲食店の「焼鳥 中中」です。
徳島県によりますと、食中毒になった1人は、13日から14日にかけて腹痛、下痢などの症状を訴え、検便したところ、カンピロバクターが検出されました。
ほか2人は一緒に店で食事をとり、13日に下痢や腹痛などの症状を訴え、うち1人の検便を行ったところ、カンピロバクターが検出されました。
いずれも阿南保健所に連絡があったことから発覚しました。
3人は下痢や腹痛、発熱などを訴えていましたが、全員回復傾向にあり、入院はしていないということです。
当日、店では鶏のタタキやトリの唐揚げ、焼き鳥などを提供していたということで、徳島県安全衛生課は、店が鶏肉を加熱不十分な状態で提供していた可能性があると見ています。
カンピロバクターによる食中毒は加熱不十分な鶏肉により多発しており、2025年には全国で220件、患者数は1226人に上っています。また、原因となるものを食べてから発症するまで数日間かかることが特徴だということです。
徳島県は9月1日(火)から9月6日(日)までの6日間、この店を営業停止処分としました。
なお、この店は8月31日(月)から自主休業しています。
カンピロバクターによる食中毒は、手足の麻痺など重篤な症状を伴うギラン・バレー症候群を引き起こすこともあるということで、徳島県は、鶏肉の中心部を75度で1分間以上加熱するなど、食肉の十分な加熱処理と安全な提供を呼びかけています。











