■石田ゆり子、涙…「もう一回、ちゃんとご一緒したかった」

トーク後半では、より石田の生き方の根底にある美学があらわになっていった。
SNSでナチュラルなライフスタイルが人気の石田だが、そのベースにあるのは“日々の暮らしを大切にしたい”という思い。「自分の暮らしがベースでちゃんとしていないと仕事もできないタイプです」と打ち明けた。
一方で、人間関係については 「どうでもいい話をあまりしたくないっていうか」「友達はいりますけど…たくさんはいらない」と本音が覗く瞬間も。糸井重里がリモートで登場し、「テレビ的な、都合のいい、みんなが納得するような一言を、ゆり子さんは言ったことがない」とズバリ証言すると、石田は大爆笑。「頭の片隅では“たぶんこういう答えを待ってるんだろうな”ってわかるんですけど、嘘が言えないんです(笑)」と苦笑いで頷いた。
そんな石田が恩師と慕うのが、2008年に他界した俳優の緒形拳さん。石田のデビュー作「海の群星(むりぶし)」(1988年)以来、可愛がってくれた“芸能界の父”的存在だという。緒形さんが石田のエッセイを購入し、読者ハガキに“慈愛”と毛筆で書き、投函してくれたこともあったそう。石田は「ちゃんと郵便局から私のもとに届いた時に本当にびっくりしてしまって。これが緒形さんだなぁ、と。私の宝物です」と回想。
「緒形さんこそ、絶対嘘は言わない人でした。よく私は叱られましたよ、『全然発声がなってない』と言われて。甘えたことを言った時に『俺を頼るなよ』と言われたこともありますし。結局、緒形さんに褒められたくて(俳優を)やっていたところがあるので。もう一回ちゃんとご一緒したかったなと思いますね。一番最初に緒形さんとご一緒したことが、俳優を続けることができた、というか…本当に幸せだったと思っています」と、涙ぐみながら打ち明けた。














