厳しい家計状況とすれ違う“無理解”の夫

夫の証人尋問で、女の置かれた状況が明らかになった。
夫は200万円ほどの借金を抱えていて、返済のために早朝の新聞配達と昼間の仕事を掛け持ちしていた。
睡眠を削って働く夫に頼ることはできず、1歳と2歳という手のかかる年子の育児は、ほとんど女に任せきりとなっていた。
検察官:「家事や育児の分担は?」
夫:「妻が家事全般をやっていたが、妻が体調悪い時は買い物をしていた」
検察官:「育児の分担は?」
夫:「おおまかな分担はなかったが、新聞配達をしているので」
「日中などは妻に任せっきり」
検察官:「事件前に様々な対策はできなかったのか?」
夫:「経済的な理由や、妻の体調や精神的なことを軽んじていた」
夫は1歳と2歳という手のかかる年子育児になった背景についても、「妻の負担を考えずに年子で子どもが欲しいと考えてしまった。自分自身が歳の離れたきょうだいばかりで、どう接していいかわからなかったから」と法廷で振り返っている。














