親の介護、借金、年子の育児……逃げ場のない現実

法廷で明かされた女の人生は、子どもへの愛情と家族のための自己犠牲に満ちていた。
高校を卒業した後、女は洋菓子店での勤務を経て、ショッピングモールなどにある「キッズランド」でアルバイトとして働き始めた。
「子どもと関わることが好き」という理由からだった。
しかし、実の母親が脳梗塞で倒れたことで日常は変わっていく。
母の治療費や生活費を支えるため「もう少しお金がないと厳しい」とキッズランドを辞めて転職したのだ。
弁護人:「なぜ転職したんですか?」
女:「キッズランドはアルバイトで勤務が削られることもあった」
「母が働くことがそもそも難しくなったので」
「母の治療費や母が働いていた時の光熱費などを払うことにもなったので」
自分のやりたいことよりも”家族のため”
そんな性格が皮肉にも結婚後の彼女を追い詰めていってしまう。
夫と結婚し、年子の長女と長男に恵まれたものの、待っていたのは息の詰まるような孤独な日々だった。














