「多様な声に耳を傾けて、みんなの進む道を示す」

ザ・リーダー

――――館長として成し遂げたい夢はありますか?

 各研究者が自由な発想のもとで高水準の研究をどんどん推進していけるような研究環境を作ることですね。そしてその研究成果を発信する展示や博物館活動をきちんと確保して、レベルの高い研究と展示の維持、そしてそれを発展させていくこと。これが私の夢です。


――――最後に、関さんにとってリーダーとは?

 自分が前にしゃしゃりでるのではなく、多様な声に耳を傾けて、みんなの進む道を示すことかなと思います。


■国立民族学博物館
1970年開催の大阪万博のレガシーを継承しようと1974年に創設。保存や研究の成果を一般に公開する場として1977年に開館。世界各地から収集した資料や文献は34万点にのぼる。

■関 雄二(せき ゆうじ)
1956年東京都生まれ。1979年東京大学教養学部を卒業し、大学院へ。恩師に誘われ訪れたアンデス地方・ペルーに魅了され考古学の道に進む。1年の半分を海外で過ごし研究に打ち込む。2025年20年以上勤めた古巣に請われ、館長に就任

※このインタビュー記事は、毎月第2日曜日のあさ5時30分から放送している『ザ・リーダー』をもとに再構成しました。『ザ・リーダー』は、毎回ひとりのリーダーに焦点をあて、その人間像をインタビューや映像で描きだすドキュメンタリー番組です。