使命は「世界の多様な文化を理解してもらうこと」
――――去年、館長になられましたが指名があった時はどんな気持ちでしたか?
これはまずいなと思いました。4年前に定年を迎えて、しばらくは自由な年金生活ですから、海外の調査とか研究集会に呼ばれると、ほいほい出て行って1年の半分は海外生活でした。声をかけられたときは、もうそれが全部吹き飛んでしまうと。
――――毎日どのような仕事をしているのですか?
国立の機関は予算が限られている。国民の税金がもとなのでそう簡単に増えたりしないですが、物価はどんどん上昇しているので、人件費などが削られると事業に響く。34万点以上抱えている標本・資料の管理や、それらにカビや虫が発生しないようにするとか、様々なことに莫大な費用がかかってくるんです。
私たちの使命は、世界の多様な文化を一般の人々にも理解していただくこと。これはお金が足りなくなろうが何だろうが、やり続けていかないといけない。それが私たちの存在意義であり、博物館・研究者の在意意義だと思っています。














