記憶にない。百条委員会で虚偽の陳述をしたなどとして、徳島市議会が市長らを刑事告発する議案を可決しました。

 徳島市議会の本会議で3月24日、可決されたのは、遠藤彰良市長(70)らを刑事告発する議案です。何があったのか…

 市によりますと2023年度までの5年間、市は生活保護費の過払いを続けていて、財源となる「国庫負担金」計約5000万円を、国に過大請求していたといいます

 去年、この問題を調査するため、市議会は百条委員会を設置。市は過大請求について「システムの不備」などと説明していましたが、業務を担当していた課長が「過大請求を認識しながら長年放置してきた」などと証言しました

 さらに、課長は2020年、遠藤市長に対して、文書で過大請求の問題を伝えたなどとも証言。これに対し、市長は…

 (徳島市 遠藤彰良市長)「報告を受けたり、話をされたりしたことはありませんでした」

 課長が市長に送ったとされる文書も示されましたが…

 (徳島市 遠藤彰良市長)「2020年1月にどんなものが送られてきたかという記憶はまったくありません」

 百条委員会は調査報告書で、市長の「記憶がない」という陳述について、「虚偽の疑いがある」と指摘。

 地方自治法違反の疑いで市長らを刑事告発する議案が市議会に提出され、24日の本会議で可決されました。

 市議会は今後、徳島地検に告発状を提出する方針です。