イラン情勢が緊迫化し、原油の供給不足が懸念される中、政府は石油の国家備蓄について、あさって26日から全国11か所の基地で順次、放出を始めると発表しました。
高市総理
「ガソリンなどの石油製品の供給に支障が生じないよう、今週26日から国家備蓄の放出を開始します」
政府はあさってから、全国11か所の備蓄基地で石油の備蓄放出を順次行うと発表しました。今月26日から放出されるのは、愛媛県今治市にある菊間国家備蓄基地で、その後、北海道の苫小牧東部、千葉県の袖ケ浦などあわせて9か所で備蓄の放出が始まります。
さらに来月には長崎県の上五島と、鹿児島県の志布志の備蓄基地の放出が行われる見込みです。
今回、放出される予定量はあわせて850万キロリットルで、国内需要の1か月分になるといいます。ENEOSなど石油元売り各社と随意契約を結んで、総額およそ5400億円で石油が渡される見込みです。
赤沢亮正 経産大臣
「ホルムズ海峡を経由しない代替ルートからの調達を拡大する動きも進めている」
また、赤沢経済産業大臣は、サウジアラビアのヤンブー港で原油を積んで紅海を通ってきたタンカーが、今月28日に愛媛県に到着すると発表しました。イランをめぐって攻撃の応酬が続く中、ホルムズ海峡以外で日本に到着する初めてのタンカーになるということです。
さらに、中東の産油国が日本国内で保管している「産油国共同備蓄」も今月中に放出を始める予定だとしています。
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