昭和100年の年に送る昭和からのメッセージ。きょう8月15日は戦後80年、終戦の日です。
先日知覧で行われた舞台「見上げる空の彼方に」。知覧飛行場から飛び立った特攻隊員と婚約者の愛の軌跡が描かれています。
婚約者役を演じたのはかつて特攻基地のあった知覧で生まれ育った大学生。戦争を知らない世代が舞台で演じることを通して平和について考えた戦後80年の夏を見つめました。

爆弾を積んだ飛行機で敵艦に体当たりをする特攻。
本土最南端の鹿児島からは航空機による特攻で戦死した3882人のうちおよそ6割が出撃。旧陸軍、知覧飛行場からは439人が飛び立ち戦死しました。
かつて、特攻基地が置かれた南九州市知覧。鹿児島国際大学4年生の東垂水優陽さん(21)、知覧で生まれ育ちました。

(東垂水優陽さん)「将来は中学校の国語の教員になりたい」
大学最後の夏、地元知覧で上演される舞台に挑戦します