舞台「見上げる空の彼方に」

旧陸軍、第20振武隊の穴澤利夫少尉。福島県出身で昭和20年4月12日、知覧飛行場から特攻で出撃し戦死しました。23歳でした。

中央大学の学生時代にアルバイト先の図書室で出会ったのが2つ年下の伊達智恵子さんです。2人はその後3年間交際。婚約したのは、穴澤少尉が特攻隊に配属された後のことでした。

舞台「見上げる空の彼方に」。2人が出会ってから穴澤少尉が特攻で出撃するまでおよそ3年間続いた手紙のやり取りや日記をもとに描かれた舞台です。

東垂水さんは、穴澤少尉の婚約者智恵子を演じます。

これまで演劇の経験がない東垂水さん。地域の行事に、明るく積極的に取り組む姿を知る地域の人たちから推薦され、今回、大役を任されました。

(東垂水優陽さん)「戦後80年、人に伝えていかないといけない劇に初心者なのにやっていいのかなと不安」