戦後80年のこの夏は、有馬さんが描いた場所を訪れ、“身近な戦争”をめぐるツアーが予定されています。

企画した柳田幸代さん(53)です。この日は、ガイドの資料に使う絵の撮影に訪れました。

(柳田さん)「戦争が終わってから(爆弾を)見つけたのかと思ったが、戦争中の話?」

(有馬さん)「昭和20年5月ごろ」

当時の記憶をどう伝え、残していくか、その難しさに直面していますが、有馬さんの絵は、大きな助けになると考えています。

(戦跡ツアーを企画 柳田幸代さん)「語れる人が少なくなってきているし、伝え聞いた私たちもだんだん記憶があやふやになっていく。絵で残してもらえると、後世まで受け継いでいけると思う、すごく大事な資料」