今年は、昭和100年にあたる節目の年です。MBCでは「昭和からのメッセージ」と題し、かつての映像とともに昭和をひも解き、今を生きる私たちへのヒントを探ります。

今回は、アニメ「鬼滅の刃」でも使われた毛筆書体のフォント。文字に込められた昭和への思いです。

鹿児島県さつま町に本社がある昭和書体です。社員は4人で、10センチ四方の枠に手描きした字をスキャンして読み込んでデータ化し、誰でも使えるフォントとして販売しています。

これまでに手がけたフォントは92商品、64万字以上に上ります。

(昭和書体 坂口茂樹会長)「手書きの文字は表情がある。力の入り具合、勢い、はね、かすれが全部違う。文字が生きている、生命がある字に」