災害時の支援物資の運搬などを視野に、様々な機能を備えた新製品のドローンのデモ飛行が行われました。
デモ飛行を行ったのは高知市のIT関連機器販売店、エレパです。
紹介されたのは、3月に出荷予定で、災害時の物資輸送などを視野に入れた新製品です。
能登半島地震では道路の寸断などで集落の孤立が発生しました。南海トラフ地震などの大規模災害でもこうした事態が想定される中、このドローンは重さ30キロまでの荷物を吊り下げることができ、孤立した津波避難タワーなどに物資を運ぶことができます。
また、距離にして16キロの飛行が可能で、物資を届けたい地点から離れた場所からでも離陸できるほか、自動飛行の機能もあります。
(エレパ 産業ドローンコンサルタント 川村裕之さん)
「陸路が使えない、今回の能登のように、海岸線が隆起して、海路もダメとなったときに、空しかないのは明白なので、もはや、災害発生時にドローンを使うのは当たり前という時代が来つつある。一台でも多く販売することで、命が救われるのであれば、尊い仕事ですし、全面的に取り組んでいきたい」
ドローンによる荷物の運搬は、様々な規制の壁がありますが、災害時には、国や自治体、委託を受けた事業者は規制が解除されることもあり、エレパは、有効性を幅広くアピールして実績を作っていきたい考えです。