高知を代表する幕末の志士坂本龍馬。大手乳酸菌飲料メーカーの新CMで最新技術を使って再現された龍馬の像と声が25日に高知市でお披露目されました。龍馬のリアルな姿と声はこんな感じだったかもしれません。

26日から高知市のひろめ市場で一般公開されるこちらの「リアル龍馬像」。大手乳酸菌飲料メーカーのヤクルトは自社が販売する機能性食品Yakult1000の新CMで「挑戦」をコンセプトに掲げ、幕末に新たな時代を切りひらこうと挑み続けた龍馬を起用しました。
CMで再現されているのは、28歳の時、土佐藩を脱藩した龍馬です。映画「竜とそばかすの姫」のCGなどを手がけたデジタル映像プロダクションが、6種類の龍馬の写真を参照に産毛や表情の変化など細かい部分までこだわってCGで再現。また、声は龍馬の顔や年齢などの情報をもとに、1万以上の骨格や声のサンプルからAIで声の特徴を推定して生成されました。

そんな最新技術が駆使された再現龍馬をより身近に感じてもらおうと、CMで使ったCGデータをもとに作られたのがきょうお披露目された「リアル龍馬像」です。像の横にあるボタンを押すと…

「一国を見よったらそればあの論になってしまうがぜよ。そうなったらいかんき、広い世界を見て天から授かった己の知を開かんといかんがぜよ」
目の前で本物の龍馬がしゃべっているかのようです。
(ヤクルト広告部 久松一正 制作課長)
「(龍馬は)一番日本で有名な“挑戦者”といっても過言ではない。28歳の若者っていうところで、若者があれだけチャレンジングなことをしているのでわれわれ今の現代、令和の社会においても“坂本龍馬のようなチャレンジ”はできると思うので挑戦する心を感じていただけたら」
また、CMで起用された龍馬は、坂本家の子孫からもそっくりだと認められ、有名な桂浜の龍馬像よりも先に「坂本家公認マーク」第一号に認定されました。

(坂本家十代 坂本匡弘さん)
「かなりハンサムにできているかなという感じ。顔が小さくて均整がとれてかっこいいなと。坂本家の人間は声が高い特徴があるので、坂本家としては似てるかなっていうのはちょっとありますけど、子孫としては非常に満足」
リアル龍馬像はひろめ市場の北側入口に26日から2月29日まで設置される予定です。














