新型コロナ患者の急増傾向が続いています。1月15日から21日までに報告があった患者は13.95人で、集団発生も13件確認されています。
高知県によりますと1月21日までの一週間に報告があった新型コロナの患者は614人で、定点医療機関あたりでみると13.95人でした。「急増傾向」が続いていて、第9波初期に当たる2023年7月中旬と同水準だということで、県は「今後もさらに増加する可能性があり、第10波の感染拡大の状況」としています。
医療・福祉施設での集団発生事例の報告は合わせて13件で、高齢者施設が7件、医療機関が6件でした。このため、入院患者も393人から454人まで増加していて、「一般診療への抑制も懸念される」ということです。
インフルエンザは定点医療機関あたり12.57人で、今シーズン初めて、新型コロナを下回りました。ただ、依然注意報レベルを継続していて、県が感染予防対策を呼びかけています。