今夜、2022年11月8日以来、約3年ぶりとなる「皆既月食」が日本全国から観測できます。TBSテレビではその模様をライブ配信する予定です。
果たして月食はいつから見られる?そもそも仕組みは?観察方法は?疑問をまとめました。
「皆既月食」いつから見られる?

2022年11月以来となる「皆既月食」。
今回は9月7日(日)の夕方から満月が昇り、日付が変わった頃の8日(月)1時27分に月が欠け始めるということです。
完全に月が地球の陰に入る=「皆既月食」は、午前2時30分から3時53分まで。その後、4時57分までは部分的に欠けた月を観察することができます。
仕事や学校が始まるタイミングではありますが、少し夜更かしして赤銅色に輝く月を楽しんでみてはいかがでしょうか?なお、月食の経過時刻については、どこから見ても同じだということです。
月食はなぜ起こる?ポイントは「満月」
国立天文台によると、地球と月は太陽の光を反射して輝く天体です。地球にも太陽の光による影があり、その地球の影の中を月が通過することで、月が暗くなったり欠けたように見えるのが「月食」です。

月食は太陽・地球・月が一直線に並ぶとき、つまり満月の頃にだけ起こる現象です。ただし、普段の満月は地球の影の北側や南側にそれたところを通ります。そのため、満月の度に月食が起こるわけではありません。
皆既月食中には月が影の中に完全に入り込みますが、真っ暗になるわけではなく「赤銅色」と呼ばれる赤黒い色に見えます。

観察方法は?
月食は肉眼でも十分に確認できる天文現象です。目で見ながら移り変わりを観察することができます。
双眼鏡や望遠鏡を使うと、地球の影が月面のクレーターや海を横切って移動していく様子や、皆既月食中の月面の色や明るさの変化を鮮明に観察することができるということです。
約3年ぶりの皆既月食、夜空を見上げて月を見てみてはいかがでしょうか?